Meow Apps

記事 · 2026年9月7日

WordPress を速くする、正直な手順

WordPress が遅いのは、一度に多くのことをさせているからです。直し方は「もっと少なくする」ことで、高速化プラグインを足すことではありません。プラグインの数、まともなホスト、新しい PHP、そして月に一度の掃除。

WordPress が遅いのは、一度に多くのことをさせているからです。直し方は、させることを減らすことであって、速くすると約束する別のプラグインを入れることではありません。

どの WordPress にも、ページが重く、管理画面が引っかかり、プラグイン一覧を疑いの目で見はじめる瞬間が来ます。反射的にキャッシュや「最適化」のプラグインを入れて祈りたくなりますが、たいてい事態は悪くなります。それらのプラグインが解く問題は、プラグインなしでもっときれいに解けるからです。

これが今の正直な手順です。プラグインを減らす、まともなホスト、新しい PHP、月に一度回す掃除の道具が二つ。魔法も、三十段階の設定ウィザードもありません。

一番大きなレバーはプラグイン

何より先に、有効なプラグインを数えてください。数が 3 で始まるなら(あるいはもっと悪いなら)、ほぼ確実にそれが遅い理由です。

目安として、コンテンツ中心のサイトなら有効なプラグインは 12 から 15 未満。ログインユーザーのいるショップや会員サイトなら 25 から 30 まで正当化できます。使っていない機能が何十もあるプラグインは、軽いものに替えるか、なしで暮らしてください。

有効なプラグインはすべて、ページを読むたび、管理画面をクリックするたび、AJAX のたびにコードを走らせます。よく書かれたものでも数ミリ秒。二十個重ねれば、WordPress が頼まれたことを始める前に一秒以上使っています。

痛いのは、「パフォーマンス」や「最適化」のプラグインがしばしば最悪の犯人だということです。すべてのページにフックを登録し、独自のバックグラウンド処理を回し、管理画面に通知を足す。パフォーマンスプラグインそのものが、パフォーマンスの問題です。

四半期に一度、プラグイン一覧を見直してください。一つずつ、本当に使っているか。使っていなければ、停止して、削除する。停止だけではなく、削除です。

まともなホストを使う

二番目に大きなレバーはホスティングです。月数百円の共有ホストは、静的なランディングページなら十分です。ログインユーザー、ショップ、それなりのトラフィックがあるなら、毎日の足かせになります。

2026 年の「まともなホスト」とは、マネージド WordPress ホスティング(Kinsta、WP Engine など。日本なら Xserver や ConoHa の上位プランも同じ発想です)。最適化されたサーバー構成、バックアップ、OS レベルのセキュリティ更新を向こうがやります。共有 CPU の取り合いがなく、PHP-FPM とサーバー側キャッシュがあり、日次のオフサイトバックアップが標準で含まれる。

管理してくれる人がいないなら、素の VPS は避けてください。調整されていない VPS はまともなマネージドホストより遅く、しかもセキュリティ更新がすべてあなたの仕事になります。

新しい PHP を使う

ホストが動かしている PHP のバージョンを確かめてください。2026 年なら PHP 8.3 以上。8.2 未満はサポート終了で、セキュリティ修正が来ません。7 系は骨董品です。

PHP 7 から 8 への移行は本物の性能向上で、同じコードが二割から三割速くなることもあり、あなたの側の作業はゼロです。ホストがまだ 7 系なら、それはホストではなく博物館です。

「空リクエスト時間」

Meow Apps で作った概念ですが、本当に役に立ちます。空リクエスト時間とは、一つのリクエストに対して WordPress が有用なことを何もしないうちに費やす時間です。

すべてのページ読み込みは WordPress の起動シーケンス全体を走らせます。コアが読み込まれ、テーマが読み込まれ、有効なプラグインが全部読み込まれ、それぞれの init フックが走り、そのあとにやっと実際のクエリが走る。「Hello World」のページですら、この起動全体を払います。

目安:500 ms 未満なら健全。500 から 1,500 ms ならプラグインが太りすぎ。2,000 ms 超なら定期的にタイムアウトします。根本的に何かがおかしい。

Meow Apps のプラグインを一つでも入れていれば、Meow Apps → Dashboard に五秒ごとの計測と移動平均が出ます。犯人の探し方は単純で、数値を控え、プラグインを一つ止め、Reset を押し、新しい数値を見て、比べる。見つかるまで繰り返す。

データベースを掃除する

WordPress のデータベースには時間とともにゴミが溜まります。記事のリビジョン(一記事に何百も)、自動下書き、期限切れの transient、残ったセッション、何年も前にアンインストールしたプラグインの孤立テーブル。訪問者の閲覧を直接遅くはしませんが、管理画面、すべての検索、すべてのバックアップを遅くします。

掃除の前に、必ずバックアップを取ってください。これは譲れません。

2026 年のきれいなやり方は Database Cleaner です。孤立したデータを検出し、何が消えるか先に見せ、SQL に触れずに掃除を実行します。正直、古いオールインワンの掃除プラグインより良いです。だから作りました。

リビジョンを完全に止めたければ(本当に使っていない場合だけ)、wp-config.php にこう書きます。

define('WP_POST_REVISIONS', false);
define('AUTOSAVE_INTERVAL', 259200);

メディアライブラリを掃除する

メディアライブラリは同じ問題の裏面です。数年経つと、どの記事も固定ページも商品も参照していない画像が何百、何千と溜まります。容量を食い、バックアップを遅くし、メディア選択画面を散らかします。

Media Cleaner がインストールをスキャンして未使用ファイルを見つけ、まとめてゴミ箱に送ります。Pro 版はさらに、データベースにすら登録のない孤立ファイルをファイルシステム側から拾います。

要するに

プラグインを減らす。まともなホストと新しい PHP。空リクエスト時間を測って犯人を見つける。月に一度、Database Cleaner と Media Cleaner を回す。それだけで、ほとんどの「遅い WordPress」は速くなります。

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