記事 · 2026年9月7日
WordPress に AI チャットボットを設置する手順(コード不要、十分)
インストールから公開まで、実際の画面の順番で。API キーの取り方、最初に選ぶモデル、請求を怖くしない設定、動かないときに見る場所まで。
AI Engine のページには「何ができるか」を書きました。この記事は「実際に手を動かす順番」です。十分あれば、サイトの隅で動くチャットボットまで辿り着けます。
0. 準備するもの(三分)
- WordPress の管理者アカウント
- OpenAI か Anthropic のアカウントと、そこで発行した API キー
- プロバイダー側で設定した 利用上限(先にやっておくと、あとで慌てません)
API キーは、プロバイダーのダッシュボードの「API Keys」から一つ作って、どこかにコピーしておきます。表示されるのは一度だけです。
1. インストール(一分)
管理画面の プラグイン → 新規追加 で「AI Engine」を検索して、インストールして有効化します。
2. キーを貼る(一分)
サイドバーの Meow Apps → AI Engine を開き、Settings タブへ。使うプロバイダーの欄に API キーを貼り付けて保存します。同じ画面で、まず使うモデルを一つ選んでください。
最初のモデルは、各社の一番安いもので構いません。営業時間や商品の説明に答える仕事は、賢さより速さと安さが効きます。物足りなければあとから上げればよく、上げるのはドロップダウン一つです。
3. チャットボットを整える(三分)
Chatbots タブに、最初から一つ用意されています。触るのは三か所です。
- 名前とアバター。 訪問者が最初に見るものです。
- 性格(Instructions)。 ここに時間をかけてください。「あなたは京都の陶芸工房のアシスタントです。短く答えてください。わからないことは、わからないと言って問い合わせページを案内してください。」と書くだけで、答え方が別物になります。
- 表示場所。 サイト全体にポップアップで出すか、ショートコードで特定のページだけに置くか。最初は一ページだけに置いて試すのが安全です。
4. 確かめる(一分)
保存して、シークレットウィンドウでサイトを開き、話しかけます。ここまでで、無料版のまま動いています。
5. 自分のサイトの内容に答えさせる(Pro、十分)
初期状態のボットは、AI モデルが知っていることしか知りません。返品規定を聞かれると、それらしい嘘をつきます。これを直すのが Knowledge です。投稿、固定ページ、PDF を読み込ませると、そこから答えるようになります。以前は別途ベクトルデータベースが必要でしたが、今は WordPress のデータベース内に保存されるのが初期設定なので、有効にして同期するだけです。
企業サイトなら、ここまでやって初めて「使えるボット」になります。
6. 請求を退屈にしておく
Insights で、ユーザーごと・クエリごとのトークン消費が見えます。上限を設定できるので、公開した日に設定してください。想定外の請求は、上限を「あとで」設定した人にしか起きません。
動かないときに見る三か所
- キー。 貼り付けで前後に空白が入っていないか。もう一度作り直すのが早いことも多いです。
- プロバイダーの残高。 前払い方式のプロバイダーは、残高ゼロだとエラーになります。
- キャッシュとセキュリティのプラグイン。 チャットの通信を止めてしまうことがあります。一時的に切って試してください。
うまくいったら、SEO Engine や Media Cleaner のツールを同じアシスタントから使う道も開けます。それは別の記事で。
この記事に関連するプラグイン
AI Engine
コードを書かずに、自分のサイトの内容に答えるチャットボットを設置できます。