記事 · 2026年10月30日
Claude Code から WordPress を操作する方法(MCP)
Claude Code や Cursor を WordPress につなぐ手順。OAuth とトークンの二つのつなぎ方、頼めること、安全に使うための注意点まで。
Claude Code は、ターミナルで動く Claude です。テーマやプラグインのコードを書くのに使っている方も多いと思います。ここに AI Engine の MCP をつなぐと、本番サイトの中身(記事、メディア、カテゴリー、設定)まで、同じ会話の中で扱えるようになります。
コードは手元の git で、サイトの中身は MCP で。この分け方が、いちばん安全で、いちばん楽です(この考え方はバイブコーディングの記事でも書きました)。
準備
- WordPress に AI Engine が入っていること(MCP は無料版に入っていて、新しいサイトでは最初から有効です)
- Claude Code が最新であること
claude update
つなぎ方 1:OAuth(おすすめ)
WordPress の管理画面で AI Engine → Settings → MCP を開き、「Connect an AI assistant」のカードで Claude Code を選ぶと、コピー用のコマンドが出ます。形はこうです。
claude mcp add --transport http mysite https://あなたのサイト/wp-json/mcp/v1/http
次に Claude Code で /mcp を開き、サイトを選んで認証します。ブラウザで WordPress の承認画面が開くので、ログインした状態で Full access か Read-only を選び、Approve を押します。
接続は管理画面の Connections に一人一行で表示され、あとから読み取り専用に切り替えたり、取り消したりできます。
つなぎ方 2:Bearer Token(スクリプトやブラウザのないサーバー向け)
MCP 設定の Bearer Token に値を入れると、コピー用のコマンドが二種類表示されます。違いはトークンの渡し方だけです。
# ヘッダーで渡す
claude mcp add --transport http mysite https://あなたのサイト/wp-json/mcp/v1/http \
--header "Authorization: Bearer あなたのトークン"
# URL に含める(Authorization ヘッダーを落とすサーバー向け)
claude mcp add --transport http mysite https://あなたのサイト/wp-json/mcp/v1/あなたのトークン
注意:トークンは管理者として動きます(Access Level で読み取り専用などに絞れます)。一つの共有のシークレットなので、リポジトリや共有のメモには入れないでください。人が使うなら、OAuth のほうが安全です。
Cursor など、ほかの MCP クライアント
Cursor をはじめ、MCP に対応したほかのツールからも、同じようにつなげます。
- 登録する URL は同じです:
https://あなたのサイト/wp-json/mcp/v1/http - ツールが OAuth に対応していれば、ブラウザで WordPress の承認画面が開きます
- 対応していない場合は、上の Bearer Token を使います
AI Engine の「Connect an AI assistant」のカードで Other を選ぶと、手順が表示されます。
頼めること
- 「最近の記事を 10 本見せて。説明文が空のものに印をつけて」
- 「このテーマで追加したカスタム投稿タイプの記事を、5 本だけ下書きで作って」
- 「
notes/にある Markdown を、それぞれ下書きの記事にして」 - 「SEO スコアの低い記事を探して、タイトルの改善案を出して」(SEO Engine を入れている場合)
コードの作業とサイトの作業を、同じ会話で行き来できるのが Claude Code の強みです。たとえば、テーマにブロックパターンを追加したあと、そのパターンを使った下書きを MCP で作って確かめる、といった使い方ができます。
あとからツールを増やしたとき(MCP Tool Sets)は、/mcp から再接続すると新しい一覧が読み込まれます。
安全に使うために
- 最初は Read-only で始め、慣れてから書き込みを許可する
- 新しい記事は下書きで作られ、削除はゴミ箱に移ります。それでも、本番サイトのバックアップは取っておく
- まとめて変更する前に、対象の一覧を出してもらって確認する
詳しくは AI エージェントに WordPress を任せる前ににまとめています。つながらないときは MCP がつながらないときに見る場所へ。MCP 全体は MCP のページにあります。